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【織田信長】に習うビジネスとAI活用(長篠の戦いより)

ビジネスの世界は常に変化している。その変化をリードするのは時代を超えた革新的な思考であり、織田信長は戦国時代において正に革新者だった。
今日、私たちはAIという新たな「鉄砲」を手にしている。この記事では、信長の教訓を現代のビジネスとAIの活用にどのように適用できるかを探り、明日からのビジネス活動のヒントを見い出していく。

この記事を読むメリット

今話題のAIが気になる人、織田信長との共通点から活用方法を学べる

AIにあまり関心がない人、新時代に乗り遅れないように気付きを得る

The AI革命

AIが変えるビジネス環境

AIは、データ分析から顧客サービスまで、ビジネスのあらゆる側面を変革している。
OPEN AIが2022年11月にCHAT GPT-3を公開し、わずか2か月でアクティブユーザー1億人に到達したのは記憶に新しい。そして、GPT-3.5、GPT-4とAIは人間の成長を遥かに超えるスピードで日々進化を続けている。
また検索エンジンやブラウザへのAI搭載も目まぐるしい。Googleの「‎Gemini」、マイクロソフトの「Copilot」等、我々がAIを無料で使える環境は整いつつある。
本記事の構成やサムネイル画像も、このAIの力を借りており、今や最高のパートナー(Copilot=副操縦士)となっている。一部違和感のあるデザインは残るが、そこがまた面白い。例えば、本サイトのホーム画像の時計の針を見て欲しい・・

多少の粗さは残るが、ポイントはこのAIが想像を超えるスピードで進化しているということである。おそらくあと半年後、1年後にはより精度の高いアウトプットを出してくるだろう。

データドリブン経営の実現

データは新時代の「石油」に例えられることが多い。何もしないとただの資源(黒い液体)だが、精製することで自動車や飛行機を動かす原動力になる。
織田信長が鉄砲を用いて戦術を変えたように、データを活用することで企業は市場の変化を先読みし、競争に勝つことができるだろう。AIはそのデータを解析し、価値ある洞察を提供するための強力なツールでもある。

これは、鉄砲が戦国時代の戦術を一新したのと同じくらいの影響を持っている。AIを活用することで、ビジネスはより迅速かつ効率的な意思決定を行うことができるようになるだろう。
では、時計の針を約450年ほど戻して、織田信長について復習してみたい。

織田信長と鉄砲伝来

信長の革新性とリーダーシップ

織田信長は、尾張(現在の愛知県)で生まれた戦国大名である。10倍以上の兵力差がある強敵・今川義元を倒した「桶狭間の戦い」は有名だ。
もともと信長は情報を重視しており、この桶狭間の戦いにおいても敵の大将を倒した部下よりも、重要な敵の情報を報告してきた部下を高く評価している。
インターネットがない時代に、既に情報の重要性を理解し、戦術に反映させていたのである。

鉄砲とともに変わった戦国時代

そして皆さんご存じの長篠の戦い、鉄砲3,000丁を交代で連射することで当時最強と言われた武田軍(武田勝頼)に圧勝した戦いである。学生時代の教科書で記憶がある方もいるだろう。
これは、単に信長が最新の武器を使って戦いに勝った・・という事実だけに留まらない。現在社会に転用できる考え方や共通点が隠されているのだ。

AIと鉄砲の意外な共通点

技術革新がもたらす社会変化

鉄砲が戦国時代の社会構造を変えたように、AIもまた私たちの社会を根本から変えている。この変化を理解し、うまく取り入れることが成功への鍵だ。
具体的なビジネスシーンで考えてみよう。例えばマイクロソフト「Copilot」では検索エンジンに代わるQAだけでなく、Excel数値分析やPPT作成に活用できる。細部は手修正が必要だが、大枠のプレゼン資料であれば概要など一瞬で作成してくれる。
その他、システムやプログラミングに関する質問、マーケティングにおける市場・競合分析など活用の幅は広がっている。
私もマーケティングの市場調査やアイデア出しの際に、壁打ち相手にAIを使っている。知識の幅広さと出力スピードの速さに、ついつい時間を忘れてAIと会話を続けてしまうのである・・

AIを取り入れることの戦略的意義

AIをビジネスに取り入れることは、単なる技術の導入以上の意味を持つ。それは、組織全体の思考方法を変えレベルを底上げすることで、未来への道を切り開く戦略的な一歩となるからだ。
信長が鉄砲を活用した優位性として、遠距離の敵をターゲットに出来るという技術面に加えて、経験の少ない兵士を強力な部隊に変えてしまう点にあったと考える。
当時の兵士は、日々剣術の訓練に励み、中には農民生活と兼業している人も多かったと言われる。ビジネスの世界で新入社員や中途社員の教育にある程度時間がかかるように、武士の世界でも経験の浅い兵士がすぐに強い兵士に変身することはあり得なかった。
しかし、鉄砲という武器がそれを実現した・・!
現に長篠の戦いでは、ごく普通の兵士達が当時最強と恐れられた武田騎馬軍団を一掃してしまうのだ。

未来を想像する

AIによる新たなビジネスモデル

AIは新しいビジネスモデルの創出を可能にする。信長が鉄砲を活用して新たな戦術を生み出したように、AIを活用することで私たちはまだ見ぬビジネスの可能性を探ることができるのだ。
上の例で話したように、鉄砲は経験の浅い兵士達を最強の戦闘集団へ再編した。AIも経験少ない社員メンバーを最強のビジネスマンへ再編成できる可能性を秘めている。これによって、事業の発展スピードは劇的に早まるだろう。

信長がいたらどう活用するか

もし信長が今の時代にいたら、彼は間違いなくAIを最大限に活用していただろう。私たちもまた、その革新的な精神を受け継ぎ、AIを活用して新たな時代を切り開く必要がある。
インターネットにより誰でも世界中の情報を入手ることが出来て、スマートフォンによってその情報が24時間365日身近なものとなった。
そしてAIによって、経験や時間に依存せず、誰でも最強のビジネスマンになるツールを手に入れたのだ・・


この記事は、織田信長の革新的な思考と現代のAI技術を結びつけることで、ビジネスにおけるAIの活用方法とその重要性を探ってみた。信長のように、私たちも新しい技術を恐れず、積極的に取り入れることで未来を切り開くことができるだろう。

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SHIRYU

東京で働くサラリーマン👔趣味は、映画と歴史、たまに旅行、土日はだいたい酒飲みながら映画観てます。 自分の経験と趣味を交えて、ためになる情報を発信していきたいと考えている今日この頃・・

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